金融機関の経営破綻

平成10年12月のことである、総理府(当時)の内部部局ではなく外局として委員長は大臣とした機関である金融再生委員会を設置し、金融監督庁(金融庁)は平成13年1月の金融再生委員会廃止・中央省庁再編までの間、その管理下に約2年7か月置かれていたことが多い。
簡単に?!ペイオフって何?予測できなかった金融機関の経営破綻による業務停止によって、金融危機に対応するための法律、預金保険法に基づき保護するべき個人や法人等の預金者の預金債権に、預金保険機構預金保険金の給付として預金者に直接支払を行う制度なのです。
ゆうちょ銀行(JP BANK)が提供している貯金などのサービスは郵便貯金法(2007年廃止)の規定に基づく「郵便貯金」の定義は適用せず、民営化後は銀行法に定められている「預貯金」に準拠するサービスです。
きちんと知っておきたい用語。バブル経済(世界的には金融資産が増えた近代から頻繁に見られている)とは?⇒時価資産(例:不動産や株式など)が取引される価格が過度の投機により成長(実体経済の)を超過してもなお継続して高騰し、とうとう投機による下支えができなくなるまでの経済状態。
いわゆる外貨MMFについて。国内において売買可能な外貨建て商品のことである。外貨預金よりも利回りがずいぶん良い上に、為替の変動によって発生した利益は非課税として取り扱われるメリットがある。証券会社で誰でも購入可能。
名言「銀行の経営がどうなるかはその銀行に信頼があって成功するか、そうでなければ融資するほど価値がない銀行だと認識されてうまくいかなくなる。どちらかだ」(モルガン・スタンレー、ローレンス・マットキン氏)の言葉から
いわゆるスウィーブサービスについて。預金口座と(同一金融機関・グループの)証券用の取引口座間なら、株式等の購入代金、売却で得た利益が手続き不要で振替される有効なサービス。同一金融グループによる優良顧客囲い込み作戦ということ。
バンク(bank)という単語はあまり知られていないけれどイタリア語のbancoに由来との説が有力。ヨーロッパ最古とされている銀行。それは600年以上も昔の西暦1400年頃に現在のイタリア北部のジェノヴァで誕生し、政治的にも重要だったサン・ジョルジョ銀行である。
未来のためにもわが国内で生まれた金融機関は、国内だけではなくグローバルな規制等が強化されることも視野に入れて、経営の一段の強化だけにとどまらず合併・統合等を含む組織の再編成などに精力的な取り組みが行われています。
【用語】MMF(マネー・マネジメント・ファンド):公社債や償還まで1年以内のいわゆる短期金融資産で運用し利益を得る投資信託のことを言うのである。あまり知られていないが取得からすぐ(30日未満)に解約しちゃうと、手数料には違約金も合わせて請求されることを知っておこう。
小惑星探査機「はやぶさが話題になった2010年9月12日、日本振興銀行が破綻(倒産)したのある。そして、ついに未経験のペイオフ預金保護)が発動したのである。このとき約3%(全預金者に対する割合)といっても数千人の預金が、上限額適用の対象になったと思われる。
ということは、第二種金融商品取引業者(一種業者とは取り扱い内容が異なる)が独自のファンドを開発し、適正に運営していくためには、大変大量の「やるべきこと」、それともちろん「やってはいけないこと」が事細かに定められている。
小渕首相が逝去、森内閣が発足した西暦2000年7月、旧大蔵省より金融制度の企画立案の事務も統合しこれまでの金融監督庁という組織を新組織である金融庁に再編。21世紀となった平成13年1月、98年設置の金融再生委員会を廃止し、現在の内閣府直属の外局となったのです。
1946年に設立された一般社団法人日本損害保険協会は、主として日本の会員である損害保険業者の順調な発展、加えて信用性を伸ばすことを図る。そしてそれによって安心で安全な世界の形成に役立つことを協会の事業の目的としている。
要は「失われた10年」→その国全体の経済、あるいは地域における経済活動が約10年の長きにわたる不況、さらには停滞に見舞われた10年を語るときに使う言い回しである。